会長挨拶

佐藤伸一会長

第84回日本皮膚科学会東京支部学術大会
会長 佐藤 伸一(東京大学医学部皮膚科学教室 教授)

この度、2020年11月21日(土)、22日(日)の2日にわたり、第84回日本皮膚科学会東京支部学術大会を京王プラザホテルにて開催させていただくことになりました。このような機会を与えていただいたことは、大変光栄なことであり、この場をお借りしてまずは心より感謝申し上げます。

皮膚科学は、皮膚病変だけを対象とするのではなく、皮膚に病変を有する全ての疾患を扱う学問と考えております。このような観点から、皮膚科学には他の診療科とオーバーラップする領域が当然ながら派生してきます。その様な領域に対して、積極的にリーダーシップを取っていくことが今後の皮膚科学には求められます。このような視点から、今回の学術大会のテーマは、「新たな皮膚科学の可能性を求めて」と致しました。

特別講演は、強皮症の線維化機序について精力的に研究を展開してこられたノースウェスタン大学のJohn Varga教授、癌の起源について遺伝子の観点から解析し、大きな功績をあげられてきた京都大学の小川誠司教授、そして皮膚科からは皮膚アレルギーの領域で大きな足跡を残された島根大学の森田栄伸教授にお願いしました。特別講演で取り上げました膠原病、悪性腫瘍、アレルギーは他の診療科との境界領域に当たる領域です。そのような領域に対して皮膚科医がどのようなスタンスを取ることができるのかについて、考えるきっかけを作ることができればと願っております。

また、東京支部学術大会に先立って、11月20日(金)、21日(土)にAsia-Pacific Combined Dermatology Research Conferenceを同じく京王プラザホテルで開催致します。これは以前日豪皮膚科学会と呼ばれていたものであり、お時間がございましたら、こちらにもご参加頂ければ幸いです。

有意義な学術大会になるように、教室員一同、鋭意準備を進めて参りますので、東京支部だけではなく、全国から多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。